| ＜二世誕生編＞ |
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ある日の練習風景？？ 「お姉ちゃんたち、久しぶりやなぁ。元気にしてた？」 「風邪ひいて大変やってんけど、やっと治ってんで。京都でも流行ってたらしいやん。」 「あたしは道場で身体鍛えてるから風邪ひかへん。それより京都は鶏が大騒ぎで大変。」 「家では、しばらく卵も食べへんかったわ。道場って何習ってんの？」 「空手やったよなぁ。強そう！あたしは歌とエレクトーンやってんねんで。」 「私もそろそろ何かやろうかな。楽器は家で習えるから、ちゃうこと習お。」 「楽器はお家のが売るほどあるもんなぁ。ホンマは私、違う楽器がやりたいねんけど、 これ以上楽器増やしたら『置く所ないのっ！』って、またお母さんが怒るしなぁ。」 「うちもお父さんのを減らしたら可哀想やしなぁ。そういえば、また旅行行かへんのかな？」 「本番終わるまでは無理ちゃうかぁ。」 「今年は夏本番やから、秋とか冬とかにあるかもね。」 「なぁ、広いほうの部屋で絵描いて遊ぼ。」 「練習場は家より大分広いしな。畳の大広間は、お友達もたくさん会えるし嬉しいな。」 「行こ行こ！」 ここ数年のKFABは第一次ベビーブームのようである。最近は練習場で子供同士が顔を合わせることが多くなってきた。まだ言葉もままならない子供も多いが、そのうちこんな会話も聞こえてきそうである。数を数えると、そんな子供たち同士で「KFAB 2nd」なるものが編成できそうである。実ににぎやかな合宿練習なのだ。 KFABの練習は月に1度の合宿形式。普段でもたまにしか会わないメンバー同士。それがたまに連れてくる自慢の我が子は、他人から見ると成長しているのがよくわかって頼もしい。 KFABの目的は、ブラスアンサンブルの楽しみを多くの人に知ってもらうというもの。それ故、普段の演奏会に加えて学校や保育園にお邪魔して演奏をさせていただく機会も結構あったし、これからもあると思う。結成以来一貫して子供好きのKFAB。昨今は、自分たちの二世にも音楽と触れ合い楽しんでもらうという目的が加わってきた気がする。 |