前回のエヴァルド全曲演奏会が終わった頃からでしょうか。
最近、KFAB内で様々なテーマに対して”激論”する機会が急激に増え、それはジャンルを問わず、色々な人を巻き込んで熱い盛り上がりを見せています。

冒頭に記したものは、私たちが「アンサンブルとは」について想い描いたほんの一部の単語です。

すくなくとも、KFABにおいて”アンサンブルをする”ということは、１人１人のメンバーが存在しているという証であり、アンサンブルをしながら、お互いの存在を確認するのです。

そして、個々の音楽＝想いをお互いが受けとめあった返事をしたり、時にはぶつかりあることもあれば溶け合うこともあります。

音楽とは、生きているものであり、その瞬間ごとに変化して行くものだと想います。

ある人が発した音は、その瞬間、活きた音として皆に感知されますが、実はそこに深い思いやりが存在し、そういう意識なしには感じ取ることができない深遠の世界があるのです。

そして、私たちにとって、miss toneさえも、音楽でありたい。

この一瞬のやりとりの無限の繰り返しにより、深い感動が生まれ、その感動をステージだけでなく客席の皆さまとも共有したいと、心から思わずにいられません。

満足するのではなく、感動したい。少なくとも、演奏している自分自身の心が熱くなっていたい。

自分たちの心が熱くなる演奏をするとともに、聴いている方の心も動いてくだされば、アンサンブルっておもしろい、と感じていただければ、これほど幸せなことはありません。