George Vosburgh


 ピッツバーグ交響楽団首席トランペット奏者であるジョージ・ヴォスバーグ の公開レッスン&リサイタルが大阪は梅田にあるドルチェ楽器にて5月23日に行われた。KFABからは5人のメンバーが聴講し、その上手さに呆然としてしまいました。大フィルの橋爪氏はヴォスバーグそっくりの吹き方だった。。。

 リサイタル当日、タワーレコードに集合した我々メンバーは梅田をウロウロした後、いざリサイタルへ。我々の席はもう、かぶり付き状態で、ヴォスバーグ氏は目の真ん前!!客の入りもよく、アットホームな雰囲気だだようリサイタルであった。リサイタルの内容も充実していて、あれが2000円なのは激安だ。時間もたっぷり3時間30分といった長さにも関わらず、始めから最後まで見事な充実ぶり。きらびやかで力のあるトランペットを堪能する事が出来た。公開レッスンの内容もとても為になる。最後のアンコールも、翌日の昼本番にも関わらず、なんでも吹いてくれると言うサービスぶりで、マラ5から、アルペン、展覧会の絵まで吹きまくってくれた。本当に疲れ知らずで、タフで、 さすがだ!!感動。また、ヴォスバーグ氏の人柄も明るく気さくで、レッスンの内容を聞いていても、トークを聞いていても面白い。今日は行ってよかった!!終わってからは、サインをしてもらったしねー。


ジョージ・ヴォスバーグ(Trumpet)

 名門イーストマン音楽大学を卒業。在学中はイーストマン・ウィンド・アンサンブルの首席トランペット奏者をつとめた。19歳でロチェスター・フィルハーモニーに入団、さらに3年後にはシカゴ交響楽団の金管セクションに最年少で入団する。その後、1992年にピッツバーグ交響楽団より招かれ、首席トランペット奏者として活躍中である。
 さらにソリストとしても幅広い演奏活動を行っており、ボーン音楽祭、ラヴィニア音楽祭をはじめ世界各地の音楽祭に招かれ好評を得ている。
 特に1985年にはストラヴィンスキーの「兵士の物語」をシカゴ・プロ・ムジカと共演し、その演奏においてグラミー賞を受けている。
 また、近年は指導者としてもノースウェスタン大学、カリフォルニア州立大学そして国際トランペット協会などから招かれ、現在はデュケイン大学でトランペットの指導に当たっている。

リサイタル演奏曲目(1998.5.23)

橋爪 伴之(Trumpet)

 1982年大阪芸術大学をグランプリを得て卒業。池田俊氏に師事。第49回日本音楽コンクール入選。NHK洋楽オーディション合格。第1回日本管打楽器コンクール第2位。1985年シカゴ・ノースウェスタン大学に留学し、V.チコヴィッツ氏に師事。翌年シカゴにてリサイタルを開催。1987年に大阪フィルハーモニー交響楽団に入団し現在も活躍中。また1990年より毎年渡米しシカゴにて、V.チコヴィッツ氏、A.ハーセス氏、G.ヴォスバーグ氏、L.マーティン氏に師事。

浅川 晶子(Piano)

 1987年ノースウェスタン大学音楽学部修士課程ピアノ専攻終了。95年テンプル大学音楽学部プロフェッショナルスタディーズ課程を修了。90,91,94年大阪フィルハーモニー交響楽団と共演。93年第3回神戸国際フルートコンクールにて、また90年よりアフィニス文化財団主催アフィニス・セミナーにて公式伴奏者を努めている。平尾はるな、ローレンス・ディーヴィス、ランバート・オーキスの各氏に師事。


Vosburghソロアルバム
Four Trumpet Concerti(JVCC-6509-2)

  Georg Philipp Telemann(1681-1761)
  Concerto in D Major for Trumpet, Strings and Continuo
   1.Adagio  2.Allegro  3.Grave  4.Allegro

  Franz Joseph Haydn(1732-1809)
  Concert in E-Flat Major for Trumpet and Orchestra(1796)
   5.Allegro  6.Andante  7.Allegro

  Johann Nepomuk Hummel(1778-1837)
  Concerto in E Major for Trumpet and Orchestra(1803)
   8.Allegro con spirito  9.Andante  10.Rondo

  Leopold Mozart(1719-1787)
  Concert in D Major for Trumpet and Orchestra(1762)
   11.Adagio  12.Allegro moderato

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